iMac (Early 2008) = iMac 8,1 の HDD 換装手順
たった 3ヶ月の間に 2 回も iMac の HDD を換装することになったので、バラシ手順をまとめておきます。
iMac も発売時期によって(?)内部の構造は微妙に違うようです。この手順は、iMac (Early 2008) についてのバラシ手順で、iMac (Early 2008) はシステムプロファイラで確認すると iMac 8,1 です。なお、実際に換装したのは MB323J/A (20inch, 2.4GHz) で、写真もそのモデルです。このモデルすべてで同じ構造をしているかどうかは確証はありません。また、他のモデルで適用できるかどうかも、確認できていません。
決まり文句ですが 、
iMac を分解することによりアップルの保証対象外となりますので、そのリスクを理解した上でご自身の責任において本情報を扱って下さい。
静電気で内部のボードを壊せば二度と起動しなくなる場合もあります。どのような損害が発生しても当方は責任を負いかねます。
0.準備。
分解に必要なものは、以下の通り。作業前にはバックアップも忘れずに。
- プラスドライバー
- 吸盤
- トルクス(星形)ドライバー T-6 と T-8 の 2 サイズ
- エアダスター(推奨)
1.枕をひいて寝かす。
まず、LCD 面を上に向けて寝かせます。台座に負担がかかるので、適当な高さの枕を引いて下さい。本当に枕でもいいかもw。
写真はIKEA の BRÄDA ラップトップサポートを裏返したものを枕にしています。
2.メモリカバーを外す。
メモリ交換手順や台座の裏にも書いてあるとおり、プラスネジ 1 本で外れます。これを外さないと後でフレームが外せません。
3.ガラスパネルを外す。
メモリカバー以外にネジの見えない iMac は、有名な話かと思いますが、実は LCD のガラスパネルが磁石で張り付いていて、その下にネジがあります。 ガラスパネルは吸盤があれば簡単にはずれます。吸盤はなんでもかまいません。専用工具みたいなのは不要です。
写真も実にキッチンのスポンジ入れの吸盤を借用したものです。ガラスパネルの四隅のいずれかにつけてゆっくり引っ張れば難なく外すことができます。磁石以外にガイドとなる鉄の短い棒が本体フレームの穴に刺さっていますので、変な方向に力をかけてガラスを割らないよう、注意してゆっくり引きはがします。
外すとネジが見えます。ガラスパネルは安全な場所に待避推奨。
4.前面フレームを外す。
次に前面のアルミのフレームを外しにかかります。まず、ガラスを外した部分にあるネジ 12 本を外します。T-8 のトルクスネジです。
LCD 下の 4 本(青丸)が長く、それ以外の 8 本(赤丸)は短いです。
ネジを外したら、まずは液晶の上側を軽く力をいれて少しはがします。このとき、フレーム上部には iShigt のマイクの線が本体側からのびてフレーム側にテープ止めしてありますので、切らないように少しだけ浮かせる程度にします。
次に、フレーム全体を下側にずらして、本体からはがれたフレームを上にひっくり返します。先ほどと同じく、マイクの線がつながったままですので、切らないように注意します。ここでマイクのラインは外すという方法もあるようですが、特に外す必要性を感じません。 ぺろんとフタが外れたような状態になります。
ここでかなりのホコリとご対面することになるのではないかと思いますが、LCD パネルもあるのでグッと我慢。
5.液晶パネルを外す準備。
続いて液晶パネルを外しますが、その前に 2 つ端子を外しておかないといけません。
まずは LCD から伸びる温度センサーのケーブル(緑色)。ファンの周囲を回り込んでいるケーブルで、接続先は 4 つ並んでいる端子の一番右側です。一番右側以外は外す必要ありません。
次に LCD の映像コネクタ。これは LCD 下の右側にあるネジ止めされた端子です。ネジは T-6 で端子の両脇に 2 本あるので外し、あとはテープをつまんで引き揚げれば外れます。
あとはパネル周辺のネジ 8 本を外します。T-8 のネジですべて同じ長さです。
6.液晶パネルを外す。
これでパネルは本体からほぼ分離され、正面からみて左から右に持ち上げられるようになります。LCD の電源端子(らしきもの)が右側で 4 本つながっているので立ち上げるだけで引き離さないように注意です。
この LCD の電源端子がくせ者で、2 本ずつ計 4 本ありますが、端子の形が全部まったく同じです。うっかり外してしまうと、どれとどれをつなげばいいか分からなくなります。これに以前はまったことがあるので、まずは外す前に必ず目印をつけておきます。今回は一方にテープを貼っておきました。油性マジックで印をつけても良いと思います。白いコネクタを分離することになるので、外した後の両側に印が必要です。
印をつけたらコネクタ 4 つを外しても大丈夫です。コネクタを外せば LCD パネルは取り外せます。
LCD がどけば、いよいよ HDD が見えます。真ん中にあるのが HDD です。 LCD パネルも外せたので、エアダスターで吹きまくったり掃除機で吸ってホコリをきれいにするとよろしいかと。
7.HDD を取り外す。
さていよいよ目的だった HDD を取り外せます。
HDD 表面に温度センサーがテープ止めしてあるので外し、SATA コネクタと電源コネクタも外してから、はずしにかかります。
上側の黒いレバーみたいなものを力一杯下側に引きつつ、手前に引っ張ります。結構力ずく。レバーの上に固いスチールの部品があるので、それに手をかけてやると良いと思います。女性の力では無理かも。
構造は、横から見るとこんな感じ。
マウント用の部品は珍しいもので、上側はレバーで、下側には短い棒がついています。
はい、ついに HDD が取り外せました。
8.戻す。
あとは新しい HDD にマウント用のパーツを付け替えて、逆の順番でくみ上げていけば OK です。
新しい HDD を取り付けるときは、電源のコネクタと SATA コネクタは先につないでおいてから、黒いレバーの部分を押し込んではめるほうが楽です。あとは丁寧に逆順で作業していきましょう。
最後の ガラスパネルをつける時には、ホコリの進入に注意しましょう。どれだけうまくやったつもりでもかなりの確率でホコリは入ってしまいます。なるべくホコリが少ない場所で作業するとして、iMac を立ててからモニタを垂直以上にチルトし(上側がより手前になるように)、ガラスパネルと上を合わせて、横からみるとハの字(人の字かな)になるようにしてから接合面両方を化学ぞうきんや液晶クリーナーで拭いてホコリをとり、手早くパネルを取り付けると比較的うまくいきます。磁石でついているだけなので簡単に取り付けることができます。つけ直しは簡単なので、納得いかなければ何度でもやり直せばいいと思います。多少ホコリが入ってしまっても、電源をつければ LCD が発光して見えなくなるので、よっぽど大きなモノが入り込まなければある程度のところであきらめるのがよろしいかと…。
以上です。本手順が誰かの役に立てば幸いです。









































