プロキシ環境(社内 LANとか)の中でMacPortsを使う
プロキシサーバ越しにインターネットを利用している環境(要は社内 LAN ですな)で MacPorts が上手く使えないと思っていたのですが、きちんと調べたら使えたのでメモしておきます。
MacPorts の紹介や解説的な話はありません。「MacPorts って何?おいしいの?」という方にはまず必要のない情報です。
MacPortsインストール。
プロジェクトサイトから最新の dmg を落としてきてインストールします。MacPorts 自身のソースを落としてきてビルドする手順では確認していません。
エントリ時点での最新は 1.9.2 。
インストールは一瞬で終わります。
プロキシのせいでできないのは、port selfupdate
。rsync を使っているというのが理由で、 873 番ポートが開いていれば大丈夫だそうですが、普通開いていないと思います。selfupdate が出来ないと、インデックス情報の取得・最新化ができないのが痛いといいますか、先に進めません。
環境設定。
まず、~/.profile
に以下の行を追加。
export http_proxy=http://<proxy_server>:<proxy_port>
次に、/opt/local/etc/macports/sources.conf
の rsync:// の行をコメントアウトして、ファイルを追加。Subversion で portindex をチェックアウトして、という方法がよく紹介されていますが、こちらのほうが楽です。
#rsync://rsync.macports.org/release/ports/ [default] http://www.macports.org/files/ports.tar.gz [default]
portindex を最新化してから利用。
$ sudo port -d sync
で index が最新化されます。
$ sudo port list
で、ずらっとパッケージがリストされればでてくればOK。
あとは普通に
$ sudo port install <package_name>
でパッケージをインストールします。
うまくいかない場合は
$ sudo env http_proxy="http://<proxy_server>:<proxy_port>" port ...
だとうまくいく場合あり。
というわけであきらめてた社内のプロキシ内の Mac で git が使えるようになりました。後になって Xcode4 と一緒に git がインストールされることがわかってしまったのですが(笑)、リリース直後の Xcdoe4 に添付のものよりも MacPorts の方がバージョン上のようで、今後を考えても MacPorts が使えるに越したことはない、と考えます。