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Lion への道は遠い…

2011 年 07 月 30 日 コメントをどうぞ コメント

Mac OS X 10.7 Lion がリリースされましたが、まだ移行できていません。今回のアップグレードは結構ハードル高いですね…。

我が家はメインマシンが iMac でこれが動かなくなるといろいろヤバイ。ですのでサブ機で私しか使わない MacBook をまずは Lion にして、自宅内の環境での安全確認を進める方向で考えています。

各種記載はエントリ時点(2011/7/30)の情報ですので必ず陳腐化します。その点お間違いなく。

動かないアプリ。

各所で報告されていますが、結構動かないアプリがありますね。一番大きな理由は PowerPC アプリを動作させる Rosetta (エミュレータではなくて JIT 的なものだったはず)が廃止されたことですが、それ以外にも OS の深い部分にも数々の手が入っていて互換性がない場合があるみたいです。
つまり、動かないアプリには「PowerPC バイナリだから」というものと「Intel バイナリでも OS の深いところを利用しているもの(or Lion で大幅に変わった機能を使っているもの)」とに分類できると。

私自身が利用しているアプリで動かないことが分かっている(いた)のは

  • Adobe Photoshop CS2
  • Adobe Illustrator CS2
  • ATOK 2009
  • VMWare Fusion 2
  • 宛名職人 17

です。フォトショ、イラレ、ATOK は Rosetta が必要だから動かないもの、 VMWare、宛名職 などはおそらく OS の変更がらみによる影響かと思われます。勝手な推測ではありますが。他にも EPSON のプリンタドライバか印刷ユーティリティあたりがヤバイとか、SugerSync が動かないとかいう情報もありましたが確認できていません。自分の環境で他にもないかは確信持てず。ここまででもおいそれとアップグレード出来ない感がすごいですよね。

Photoshop と Illustrator は、アドビのアップグレードポリシーの関係で手持ちの CS2 だと CS5 がアップグレードできる限界なのですが、 CS6 発表後発売までの無償アップグレードがついたバージョンを買うともう一個バージョンを稼げるということで待っていたのに….諦めてアップグレード版購入しました。痛い…。

ATOK2009 はジャストシステムはサポートしないと発表していますが、Rosetta を使ういくつかのユーティリティが動かないだけ、という説もあります。今は Mac + Win パックで両方 2009 を使っているのですが、Win 版に何の不都合もないので Mac だけ 2011 にするかな、と考えています(まだ買ってない)。

VMWare Fusion は、3 にアップグレードしないでここまで耐えたので、正直 4 を待ちたい。しかし 3 でないと動かないとするとアップグレード版買うしかないのかな…。悩み中。

宛名職人はまだ対応時期未定ですね

開発環境。

Mac 上の開発環境である Xcode は最新が 4.1 です。ただ OS のバージョン毎に動かせる Xcode が違っていて、Lion 用の 4.1、SnowLeopard 用には 4.0 と 3.2、Leopard 用には 3.1 です。ややこしい…。

iPhone の開発については、常に最新 OS と最新アプリを使うのが原則です。そうしないと審査に通してもらえないし。だからある意味最新化することに抵抗はないというか最新化せざるを得ないわけですが、Mac OS X アプリの開発となると、過去の OS  のサポートをどこまでするかによって変わってきます。IP Messenger  for Mac OS X で 10.5 以上をサポートしていて、10.5 SDK がインストールできる開発環境は Xcode 3.2 までです(4.0 になると 10.5 SDK は付属しない)。というわけで私には Xcode 3.2 は必須です。

ま、開発環境については開発者毎に要求事項が変わってくると思います。

Lion 上では(SnowLeopard で入れておいた) 3.2 と 4.1 が共存で動く、という情報があるので多分大丈夫です。4.0 は動かないらしいですね…。ただ、アップグレードしたら動きませんでしたということがあると困るので、3.2.6 が Lion で動かなくなる場合は担保しておく必要があります。

旧 OS 環境保持。

上記のとおり Xcode 3.2 の確実に動作する開発環境を残しておくため、Lion 移行後も旧バージョン OS 環境で発生する不具合の調査や動作確認などのために、10.5 Leopard と 10.6 Snow Leopard の環境を外付け HDD に構築しておくことにしました。

最初は USB メモリ上に構築しようかと思ったのですが、16 GB ぐらいでは足りない可能性があり、32 GB を 2 本となると結構なお値段になります。日常的に使うとは限らないので、安い外付け HDD に構築することに。

HDD は USB メモリと同じ値段で 10 倍の容量が得られたので満足です。320 G  を 4 等分して 2 つのパーティションに 10.5 と 10.6 をそれぞれ入れましたが、やはり 16GB では容量が足りなくなるところでした。

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環境は、以下のとおりにシンプルに構築しました。とはいえ、2 つの OS 環境再構築するのに土日の 2 日間(片手間に他の作業しながらですが)かかりましたけど。

  • OS のクリーンインストール
  • 最新 OS アップデート(Combo アップデート)の適用
  • ソフトウェアアップデートでの最新アップデート適用
  • MobileMe アカウントを設定して各種同期(ブックマーク、キーチェイン、メールアカウント等)
  • DropBoxのインストール( + 設定)
  • 1Password のインストール
  • Xcode のインストール
  • MacPorts のインストール( + git のインストール)

さてさて、最低限の準備は整ったのでそろそろMacbook への Lion インストールに挑戦してみるかな…。でも 10.7.1 がすぐに出そうなので、出るまで待つか悩み中。


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