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IP Messenger for Mac OS X v0.10.0

2011 年 05 月 31 日 コメントをどうぞ コメント

IP Messenger for Mac OS X v0.10.0 の正式版を公開しました。

久しぶりに大きめのバージョンアップでした。

変更点。

まず一番大きいのが、プロトコル 3.0 ( Windows 版 3.0 )で導入された多言語通信( UTF-8 での通信 ) への対応です。これまでは Shift_JIS と断定して文字列処理をするために中国語等でクラッシュが発生することがありました。v0.10.0 以上同士、もしくは Windows 版 3.0 以降との通信においては、日本語と英語以外の文字も自由に使えるようになりました。ログファイルについても、従来 Shift_JIS で保存していたものを UTF-8 で保存するように変更しました。

次に、Software Update の対応です。オンラインで定期的にアップデート版がないかチェックし、バージョンアップがあるとダイアログで表示し、ボタン一つでアップデートができてしまう昨日です。いろいろなソフトウェアで見かけると思いますが、Sparkle という素晴らしいフリーのエンジンを利用しています。外部のライブラリを取り込んだのは今回が初めてです。

あとは UI デザインの変更。これは v0.1 を 10 年ほど前に公開してからほとんど変わっていなかったウィンドウデザインを、いくぶん最近の Mac OS X らしいデザインに変更したものです。初期のデザインは、 Windows 版 1.x を模したものでした。今回はそれを最新版にするというよりも、 Mac OS X のデザインガイドラインに近づく方向で修正し、デザイン上の無駄が無くなっています。送信画面のユーザ一覧についても、要望が多かったカラムを利用したものに変え、ヘッダ部のクリックでソートできるようにしています。

0.10.0 からは Leopard 以降に対応となりました。10.5 以降とすることで利用出来る API や OS の機能が大幅に増え、Mac OS らしいアプリケーションにしていくことができます。Objective-C 2.0 が使えるようになってソースの可読性向上やステップ数の削減が実現しています(間接的に品質が向上する….可能性が高いです)。Mac OS X 10.4 については、0.9.3 が最終バージョンとなります。

1 年ぶり。

実は前回の 0.9.3 を出してからちょうど 1 年経ってしまっています。OS X 10.4 をサポートし続けようとして途中作業が中断してしまったというのが大きな理由でしたが、今後は SoftwareUpdate の仕組みも出来たことだし、なるべく頻繁にアップデートをかけていきたいと思っています。ただ、SoftwareUpdate にも対応したことで、手順や用意するものが増えてちょっとリリースが面倒になってしまいました….w。

次は…いままで置いてきぼりになっていたアレに取り組みたいと考えています。


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