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プロキシ環境(社内 LANとか)の中でMacPortsを使う

2011 年 04 月 05 日 コメントをどうぞ コメント

プロキシサーバ越しにインターネットを利用している環境(要は社内 LAN ですな)で MacPorts が上手く使えないと思っていたのですが、きちんと調べたら使えたのでメモしておきます。

MacPorts の紹介や解説的な話はありません。「MacPorts って何?おいしいの?」という方にはまず必要のない情報です。

MacPortsインストール。

プロジェクトサイトから最新の dmg を落としてきてインストールします。MacPorts 自身のソースを落としてきてビルドする手順では確認していません。

エントリ時点での最新は 1.9.2 。

インストールは一瞬で終わります。

プロキシのせいでできないのは、port selfupdate。rsync を使っているというのが理由で、 873 番ポートが開いていれば大丈夫だそうですが、普通開いていないと思います。selfupdate が出来ないと、インデックス情報の取得・最新化ができないのが痛いといいますか、先に進めません。

環境設定。

まず、~/.profileに以下の行を追加。

export http_proxy=http://<proxy_server>:<proxy_port>

次に、/opt/local/etc/macports/sources.conf の rsync:// の行をコメントアウトして、ファイルを追加。Subversion で portindex をチェックアウトして、という方法がよく紹介されていますが、こちらのほうが楽です。

#rsync://rsync.macports.org/release/ports/ [default]
http://www.macports.org/files/ports.tar.gz [default]

portindex を最新化してから利用。

$ sudo port -d sync

で index が最新化されます。

$ sudo port list

で、ずらっとパッケージがリストされればでてくればOK。

あとは普通に

$ sudo port install <package_name>

でパッケージをインストールします。

うまくいかない場合は

$ sudo env http_proxy="http://<proxy_server>:<proxy_port>" port ...

だとうまくいく場合あり。

というわけであきらめてた社内のプロキシ内の Mac で git が使えるようになりました。後になって Xcode4 と一緒に git がインストールされることがわかってしまったのですが(笑)、リリース直後の Xcdoe4 に添付のものよりも MacPorts の方がバージョン上のようで、今後を考えても MacPorts が使えるに越したことはない、と考えます。


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