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iPhone Developer Program 加入

2010 年 02 月 08 日 コメントをどうぞ コメント

いまさらながら、iPhone Developer Program に加入してみました。個人で加入しましたが、半分仕事のためという…。まあいいんです、もともと最初(2 年前)から入ろうと思いながらここまできてしまったので、ちょうどいいきっかけです。

ネット上に情報が多いので特に目新しい情報はないのですが、iPhone Developer Program 関連の手順というのは時々変わったりしてネットを検索しても実際今はどうなってるの、と思うことが多いので、今後の手続き関連等、まとめられるものはまとめていきます。今回の加入手続きは 2010 年 2 月現在のものです。

事前準備。

Developer Program に加入する前にやっておいたほうがいいことは、実はありません。強いて言えば一つ、開発用の Apple ID を取得して iPhone Dev Center に登録しておくことでしょうか。申込時にも新たに作れますけど。

iPhone を使っていれば AppStore や iTunesStore で使う Apple ID を持っていると思いますが、それをそのまま開発用に使うのはやめたほうがいいです。開発にあたって、 Apple ID の登録内容はオール英語にしておくのが吉です。開発用には日本語で登録されている部分があると困ることがあり、普段使いには英語になっていると困ることがあります。以前 Apple のサポートに問い合わせした際にも、普段用とは別に開発用の Apple ID を英語で登録するのがオススメ、と言われました。ということで iPhone Developer Program に使う英語のアカウントを作っておきましょう。Apple ID はひとりで何個作っても大丈夫です。ちなみに、住所の都道府県のところは、JIS 行政コード(都道府県番号)になって登録されます(東京だったら 13、とか)。

それ以外の準備としてよく言われる米国の納税者番号(EIN)の取得は、特に必要ないことが確認されているようです。申請はしませんでした。

Program 購入。

まず、Developer Connection のトップから iPhone Dev Center に行きます。そこから買うまで迷う人はさすがに開発やアプリの登録までは無理な気がしますが、一応流れだけ。全部の画面が入っているわけではないですし、今後細かい部分が変わっていることはあると思います。

Developer Program に加入するとできることは、実機でのテストと、AppStore での販売です。

プログラムの種類は 2 つあります。Standard Program は個人または法人が AppStore に公開販売するアプリを開発する場合のプログラム、Enterprise Program は会社内のアプリケーションとして AppStore ではなく社内用に開発する場合のプログラムになります。それぞれできることとできないことの比較表がページ下部に記載されています。

英語で作っておいた開発用の AppleID で進めます。もしまだ作っていなければ、ここで英語のアカウントを新たに作りましょう。

さて、カートに無事入りました。特にここまででつまづくようなところはないはずです。問題はここから。

これで実際に決済しようとすると、「請求先」が Apple ID の登録情報(英語)から自動で設定されますが、氏名のフリガナ(英語にないので空欄)と都道府県(都道府県番号)がエラーになり購入できません。結局、フリガナと都道府県名は日本語で入れて購入せざるをえません。この購入で何か物理的に配送されてくるものはないので、特に問題はありません。不安かもしれませんがそれで進めて大丈夫。全部日本語に変える必要もなし。

購入手続きをすませたら、一休みです。

Activation まで。

次はアカウントのアクティベーションをします。アクティベーションにはコードが必要で、別途メールで送られてきます(だから一休み)。私は夜中に購入しましたが、明け方に Apple からメールが来ていました。実質数時間でしょうか。日米の時差のタイミングにより早い遅いありそうな気はします。

メールにはアクティベーションコードが記載されており、クリックすればアクティベーションのページにジャンプするリンクがあります。

アクティベーションのページには必要なコードが記入された状態で表示されるので、そのまま認証しようとしますが、認証できません。

しかし慌てる必要も泣く必要もありません、日本語開発者の場合必ずそうなります。

購入したときの都道府県が漢字になっていることが理由だと思われますが、これは避けられない問題のようです。すでにいろいろな方がネット上に情報を載せてくれていますが、私はこちらを参考にしました。

似たような文面で、Activation Code を伝えてきたメールにある「Contact Us」のリンクで表示される問い合わせフォームから Apple に対応を依頼しました。

得ていた情報のとおり、ほどなくに日本語の返信メールが来て、注文時の「請求・連絡先」と「注文番号」を教えて欲しいとのこと。画面キャプチャでもよいとなっていたので、購入履歴のキャプチャを送り返しました。先人の情報の中には「この問い合わせのタイミングで注文番号や連絡先の情報を入れておいたほうがいい」的な予想もありましたが、記入しておいても関係なく教えてくれというメールが来てしまいました(定型対応なのかも)。

送り返して数十分で、アカウント情報の調整をしたのでアクティベーションできるようになったはず、との連絡がメールで届きます。

最初にきたアクティベーションコードの書かれたメールのリンクをクリックして再度アクティベーションしてみたところ、問題なくアクティベートすることができました。登録情報については、最初は番号、購入時日本語で入力した都道府県が英語の都道府県名で設定されており、英語の住所として正しいものになっていました。

めでたく、iPhone Developer Program へ加入できました。iPhone Developer Portal (各種開発リソースの参照や、開発機の設定、AppStore でのアプリ申請などを行うためのポータルサイト)というのに入れるようになります!めでたしめでたし。

ただ、これで実機を使ったデバッグや AppStore へのアプリ申請がどんどんできるようになったかというと、さらに各種手続や登録が必要です。実はまだやっていないので、またやったらエントリします。


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