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自宅スタジオ出現

2009 年 11 月 05 日 コメントをどうぞ コメント

ブログ用の写真を撮るのにいろいろ苦労していたのですが、自宅で思わぬ場所にブツ撮りにナイスなスタジオが用意できました。しかもものすごく安価に。

studio-title
ポイントは、下駄箱、蛍光灯、画用紙。

黄色い写真。

自宅はほとんどの部屋のライトが電球または昼光色の蛍光灯です。奥さんが蛍光色は寒々しくて好きではないからで、私自身も同意です。しかし、その昼光色の蛍光灯だと写真の撮影には問題があります。

誰でも経験があるかと思いますが、電球の光で写真を撮ると全体が黄色からオレンジががった写真になってしまいます。昼光色の蛍光灯も同じように黄色くなります。それを回避するためにホワイトバランスで電球モードがあったりしますが、黄色がかった光が当たっている以上、太陽光のようには写らないし補正しきれない色があります。
料理ならむしろおいしそうに見え、スナップ写真はホワイトバランスを変えておけばいいと思うのですが、ブログで紹介する物の場合、全体的に黄色みがかっているのは今ひとつです。そのためこれまでは基本昼間の室内で日陰が十分に明るい中で撮影するようにしてきました。

しかしそれだと土日の昼間しか撮影できませんし、夕方の西日になるとやはり黄色味がかってきたり、光が十分でなかったり、時間を空けて取ると明るさが変わってしまったりと思い通りにならない部分がありました。常に均一で再現性の高い環境で撮影したかったわけです。

一部屋、普段は物置的に使っている部屋が蛍光色の蛍光灯になっています。しかし、シーリングライトの蛍光色で撮影しようとしても光量が足りませんし、いざ上から撮影しようとすると自分の影がうつってしまってあまりいい撮影環境とはいえません。一応、フォトブックのエントリチロルチョコのエントリは、この物置部屋にて撮影した物です。

photopack-all

EV(露出)や Photoshop で明るく調整してあるので一見問題なさそうに見えるかもしれませんが、写真の四隅が少し暗くなっている(そこを明るくすると中央のメインが白くなりすぎてしまうので上げきれなくて暗い)ことからわかるように、あまり明るいところで鮮明に撮れるような環境ではありません。

簡易スタジオ。

そんなときに知ったのが簡易スタジオです。こんなやつ。

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検索すれば、オークションやブログ用の写真に効果絶大という実例がたくさん見られます。もうこれは買うしかないと思い、比較したりどのサイズが一番いいか考えたりしていましたが、室内照明だけではだめで電気スタンドを最低 1 台、できれば影を作らないように 2 台用意する必要があります。

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また、決まって背景が青または灰色なのですが、私としては白か黒がいいので追加の背景シートも必要にになります。

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なんかいざ買うとなると結構するなぁと思って少々グズグズしておりました。

蛍光灯発見。

そんな中、休日に夕方から家族で散歩(息子氏は自転車、いまだ補助輪外れず…)に出かけて帰ってきた際に、間違えて普段一切使わない下駄箱の電灯をつけてしまいました。

entrance-1

entrance-2

間接照明的に足下から光るライトなのですが、蛍光灯です。かなり強く光っていて、これはなにやら使えそうです。ライトの下に置いてあるのは無印良品の組み立て式の BOX で元々はなかったものです。右側のをどかして下から見るとこの通り。

under

息子氏のお絵描き用の特大画用紙(A3?)をセットしてみると、ジャストサイズです。電灯のカバーも曇り加工してあるため、ディフューザ的な働きをしてくれています。下の写真は周りの電気を全部消して撮影したためあまり明るくなさそうにも見えますが、とても明るく光っています。

studio-1

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試し撮り。

試しに小石を置いてみました。それっぽいですね。撮り比べてみると、EV を +1 して撮影するのがちょうど良い感じです。撮影する時には玄関の廊下にしゃがみ込んだり這いつくばって撮ることになるんですけどw。

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stone-2

実は、一つ前の生茶パンダ先生もこのスタジオで撮影したものです。

namacha-1

問題点。

小石も生茶パンダ先生もそうなのですが、光の量は十分ながら右上からのみの光源であるために左下側に影が強くでてしまいます。EV を +1 しなければならないのはこの影のためです。影を解決するにはレフ板があればいいので、近いうちに左側に設置するレフ板を自作してみるつもりです。

また、小さな物を水平方向から撮影するには問題ないのですが、ちょっと大きめで下駄箱下の高さを超えるものは撮影できませんし、平らな物を上から見下ろしたような撮影もできません。そのあたりが問題になると、やはり簡易スタジオを導入することになりそうです。

しばらくの間、どの程度この「スタジオ下駄箱下」で続けられるか様子を見ます。


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  1. 2009 年 11 月 08 日 12:38 | #1

    すげー。

    結果(被写体の質)はともかく、撮影途中を想像するとその点がすげーっす。

  2. 2009 年 11 月 08 日 15:02 | #2

    @かーら
    女豹のポーズと涅槃仏のポーズ、対極の2ポーズのいずれかであります。

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